お茶の「おともに」を漢字で書く時何気なく『お供に』にしていますよね。その他にも『お伴に』もあるのですが、日本語は難しいですね。また、お茶する時あなたのお供の定番は何ですか?

お茶のお供の意味

お茶のお供、と日常的に使われていますが、いざその意味を質問された時的確に返すことができますか?
日本語はとても奥が深く、ひらがなで書くと「おとも」ですが漢字にすると『お供』も『お伴』、そして『お友』もあります。
大辞林にはこのような説明が

とも [1] 【供・伴▽】
( 名 ) スル
① 貴人や目上の者につき従って行くこと。また、その人。従者。 「大勢の-を従える」 「お-しましょう」
② (普通、トモと片仮名で書く)能のツレの一種。従者・太刀持ちなど軽い役の場合にいう。
お‐とも【御供】
〘名〙 (「お」は接頭語)

(引用先)三省堂 大辞林 第三版

様々な辞書を確認しましたが、お茶に「お供」や「お伴」はありますが、さすがに「お友」はありませんでした。
個人的に「お友」はビールのお友やお酒のお友のようなつまみになるような物を指すのかと。

ここからは私個人の考えになりますが・・・。

お茶を呑む時に主役は緑茶です。
その緑茶につき従うと(この場合は様々な茶菓子等を指す)言う意味からきているのだと思われるのです。
ですから、『お茶のお供』と言えば和菓子や漬物等が供えなれるのではないかと・・・。

あなたのお茶のお供はなんですか?

緑茶には煎茶や番茶、抹茶など色々な種類がありますが、
お茶のお供と言えば・・・。

「煎餅」
煎餅は餅など穀物の粉を薄く伸ばし醤油などをつけて焼き上げている食べ物。草加せんべいやぬれ煎餅など数多くの種類がある。

煎餅

「ようかん」
羊羹の固さを決めるのは寒天の量で、小豆や抹茶を混ぜたものや冷やして食べると美味しい水羊羹などがあります。

羊羹

「大福」
大福は、小豆のあんを餅で包んだ和菓子で中にはイチゴ大福やカスタードクリームが使われている変わり大福もあります。

大福

「だんご」
団子は米粉などの粉を丸め蒸し醤油をつけて焼いたものもあります。あんこやきなこ、抹茶あんなどバリエーションも豊富です。

3色団子

「練り切り」
練り切りは、白あんから作った練り切りあんに色合いを付けや細工をした和菓子です。

練り切り


ま と め

お茶のお供と言えば、私は「駅弁」を思い出します。今でこそ最速の新幹線がバビューと乗っている時間はあっという間ですが、昔の鉄道の旅と言えば、駅弁を食べ一眠りする、のは当たり前でした。それも色々な駅に停まので、列車の窓を開けホームにいる売り子さんを呼んでそこでしか買えない駅弁を買う楽しみもありました。

また、緑茶の種類によっては和菓子だけじゃなく洋菓子もお供になりますよね。あなたのお茶のお供はなんですか?