急須焼き物産地

急須や湯呑みは緑茶を美味しく呑む茶具ですが、鑑賞用としてお茶のお供にもぴったりです。
日本全国には沢山の焼き物産地があり、風土や造り手の表現方法によって特徴があります。ここでは急須や湯呑みをメインに代表的な焼き物産地をピックアップしています。
産地や窯元の特徴を知り茶具選びのお役に立ててください。

常滑焼(とこなめやき)

常滑焼(とこなめやき)

常滑焼急須
常滑焼の故郷は『愛知県常滑市』を中心とし酸化鉄を多く含む朱泥土を使う事から「赤物」と呼ばれる事から、常滑焼と言えば「急須」と言われるようになったとか。そして常滑焼は重要有形民俗文化財に指定されています。
常滑焼の急須で飲むお茶は、渋みを少なくしまろやかで美味しい味わいにする、とも言われています。
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大堀相馬焼(おおぼりそうまやき)

大堀相馬焼(おおぼりそうまやき)

大堀相馬焼急須湯呑みセット
大堀相馬焼の故郷は『福島県浪江町大堀地区』を中心と旧相馬藩の「御神馬」の絵が書かれているのが特徴的で他にも「ひび割れ」「二重焼」の特徴を合わせ持った湯呑みが有名な焼き物産地です。また『大堀相馬焼』は経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定され、入れたお茶を適温で飲めるように、また熱い湯を入れても手が熱くならない独特の技法で作られた湯呑みです。
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益子焼(ましこやき)

益子焼(ましこやき)

益子焼急須
益子焼の故郷は『栃木県芳賀郡益子町』を中心とし厚手ながらぽってりとした質感や色合いが特徴です。また、例年春のゴールデンウイークと秋の11月3日前後に開催される陶器市は多くのお店が並び急須や湯呑み以外にもカップや皿など色々な焼き物が販売されます。
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九谷焼(くたにやき)

九谷焼(くたにやき)

九谷焼急須
九谷焼の故郷は『石川県能美市』を中心とし『赤、黄、緑、紫、紺青』の、五彩手(通称九谷五彩)と呼ばれる技法の上絵付けが特徴です。
毎年ゴールデンウイーク期間の5月3、4、5日九谷陶芸村では多くの観光客が訪れる程人気の九谷焼販売が行われます。
このイベントでは急須以外にも日常的に使える陶器も販売されるので九谷焼に興味があるのでしたら一度はお出かけになっても良いかと思います。
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瀬戸焼(せとやき)

瀬戸焼(せとやき)

瀬戸焼急須
瀬戸焼の故郷は『愛知県瀬戸市』を中心とした陶磁器=瀬戸物と言うほど有名です。また、瀬戸窯は日本六古窯の一つ陶器と磁器の焼き物があるのも瀬戸焼の特徴です。

「陶器」「磁器」の違いは材料で陶器で使用されるのは「土もの」と呼ばれる粘土が原料、磁器で使用される「石もの」と呼ばれる陶石が原料になります。
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美濃焼(みのやき)

美濃焼(みのやき)

美濃焼急須セット
美濃焼の故郷は『岐阜県東濃地方の一部(土岐市・多治見市・瑞浪市)』地域で生産される陶磁器で経済産業省の伝統的工芸品に指定されています。美濃焼一番の特徴は決まったスタイルが無い、と言う点です。だからこそ作家さん独自の焼き物が見られるのも美濃焼の特徴でしょう。また、東濃地方で作られる陶磁器(焼き物)は国内では半分以上のシュアを占めています。
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萬古焼(ばんこやき)

萬古焼(ばんこやき)

万古焼急須
萬古焼の故郷は『三重県四日市市』で、紫泥急須は有名です。紫泥急須の特徴は鉄分を含む地元赤土粘土を使い釉薬をかけない事から、焼きあがった急須は焼き締まった紫褐色となり、使えば使い込む程光沢と味わいが深くなると言われています。
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信楽焼(しがらきやき)

信楽焼(しがらきやき)

信楽焼急須
信楽焼の故郷は『滋賀県甲賀市信楽』を中心に作られる陶器です。信楽焼の特徴は、鉄分が発色する美しい火色、表面にはビードロ釉(自然降灰釉)や焦げが独特な趣を演出します。信楽焼急須は独特な色合いを持った焼き物で人気があり完売する事も多く気になった時は即買いがおすすめです。
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有田焼(ありたやき)

有田焼(ありたやき)

有田焼急須
有田焼の故郷は『佐賀県有田町』を中心で作られる磁器で江戸時代には伊万里焼、肥前焼とも呼ばれていました。有田焼の特徴は、金属音がする程の強度を持つ白磁の素地、滑らか手触りです。また、多彩な絵付けも有田焼の特徴です。
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萩焼(はぎやき)

萩焼(はぎやき)

萩焼急須
萩焼の故郷は『山口県萩市』を中心とし絵付けはほとんどなく素朴なのが特徴的な焼き物です。また、長年使用する事で「貫入」と呼ばれる細かいひび割れに茶渋などが浸透し急須の趣が変わる「茶馴れ」「萩の七化け」が起き見て楽しむのも良いです。
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備前焼(びぜんやき)

備前焼(びぜんやき)

備前焼急須
備前焼の故郷は『岡山県備前市』伊部地区を中心とした炻器(せっき)で日本六古窯の一つです。絵付けも釉薬も使わないので土が持つ味わいが良く出ているのが特徴です。また窯変(ようへん)と呼ばれる焼く時の色の変化が焼き物の個性となって現れるのも特徴の一つです。
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波佐見焼(はさみやき)

波佐見焼(はさみやき)

波佐見焼急須
波佐見焼の故郷は『長崎県東彼杵郡波佐見町』を中心に作られる陶磁器で白磁の美しさが特徴です。一言で表現すれば可愛い焼き物が多く茶具だけではなく家庭用食器も多く作られています。

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出西窯(しゅっさいがま)

出西窯(しゅっさいがま)

出西窯急須
出西窯の故郷は『島根県出雲市斐川町出西』に窯元を構え黒釉(くろぐすり)をはじめとし暮らしの道具として「用の美」を追求して作れれているのが特徴です。また、実用性の中に柔らかさや温もり、美しさを持ち瑠璃色は「出西ブルー」と呼ばれファンも多くいます。


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小石原焼(こいしわらやき)

小石原焼(こいしわらやき)

小石原焼急須
小石原焼の故郷は『福岡県朝倉郡東峰村』で製作される陶器でデザインが大きな特徴です。また飛び鉋、刷毛目と呼ばれる独特の幾何学的模様も小石原焼の特徴の一つです。