お茶の生産量って普段気にしてませんよね。しかし調べて見ると意外な事が判明しました。【最新版】お茶の生産量TOP11であの都道府県が一番に・・・。
お茶の生産量ランキング
お茶と言えば「◯◯県」を思い出しますが。。。しかしてん茶(抹茶)の生産量日本一は実はあの場所だったのです!令和元年発表「お茶生産量ランキング」第1位は。
お茶生産量第一位は?
数字は「H30栽培面積(ha)」「H30荒茶生産量(t)」の順になっています。
第1位:静岡県・・・16,500::33,400
静岡県のお茶の特徴:せん茶、特に「深蒸しせん茶」を主体とした生産
静岡茶(静岡茶、川根茶、掛川茶など)
第2位:鹿児島県・・・8,410::28,100
鹿児島のお茶の特徴:せん茶を主体とし多様な品種構成を生産
かごしま茶(知覧茶、かごしま知覧茶、狭山茶など)は全国2位の生産量を誇り4月上旬から新茶を摘採し、三番茶、四番茶、秋冬番茶まで長く生産している。すっきりした味わいで飲みやすいため、若い世代に人気があります。
第3位:三重県・・・2,880::6,240
三重県のお茶の特徴:かぶせ茶の生産が全国1位
伊勢茶(伊勢茶)の生産量は全国3位。特にかぶせ茶は日本一の生産量を誇る。二番茶までしか摘まないため、コクのある味わいが特徴。
第4位:京都府・・・1,570::3,070
京都府のお茶の特徴:「玉露」及び「てん茶(抹茶)」の生産が全国1位
京都は高級茶である玉露の発祥地として知られ、蒸した茶を揉み、乾燥させる煎茶の製法は宇治で江戸時代に生み出され宇治茶として有名です。
第5位:福岡県・・・1,540::1,890
福岡県のお茶の特徴:「玉露」の生産が全国2位で「かぶせ茶」の生産が多い。
福岡県の八女茶(八女茶、福岡の八女茶)は1191年に、宋から禅師が持ち帰った茶が、八女茶の起源と言われています。煎茶のほか玉露の産地としても有名で濃厚な味が特徴。「八女伝統本玉露」がGIに登録されています。
第6位:宮崎県・・・1,390::3,800
宮崎県のお茶の特徴:「せん茶」が主体の生産で「釜炒り茶」の生産が全国1位
宮崎茶生産量は全国4位です。宮崎県はお茶栽培に適した温暖な気候で煎茶と蒸し製玉緑茶が主に栽培されている。宮崎茶の味は濃厚なうまみがあるのが特徴です。
第7位:熊本県・・・1,260::1,260
熊本県のお茶の特徴:「玉緑茶」の生産が全国3位
熊本県で生産されているのはくまもと茶(くまもと茶)煎茶や蒸し製玉緑茶のほか、釜炒り茶などがあります。阿蘇山のふもとでは、無農薬・低農薬のお茶の栽培を行っています。
第8位:埼玉県・・・855::898
埼玉県のお茶の特徴:「せん茶」を主体とした生産
埼玉県で生産されている狭山茶「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」という歌もあるほど、甘くて濃厚な味を持つことで評価が高いです。
第9位:佐賀県・・・795::1,270
佐賀県のお茶の特徴:「玉緑茶」の生産が全国2位
佐賀県で生産されている嬉野茶(うれしの茶)は「全国茶品評会」の蒸し製玉緑茶の部で5年連続1位を受賞しています。茶の味は深い香りと、まろやかな甘みが人気です。
第10位:長崎県・・・742::733
長崎県のお茶の特徴:「玉緑茶」の生産が全国1位
長崎県で生産されている嬉野茶(うれしの茶)は「全国茶品評会」の蒸し製玉緑茶の部で5年連続1位を受賞しています。茶の味深い香りと、まろやかな甘みが人気です。
第11位:愛知県・・・521::863
愛知県のお茶の特徴:「てん茶」の生産が多い。
愛知県で生産されている西尾茶は茶葉の濃い緑、上品な香り、穏やかなうまみとコクが特徴です
(引用先:農林水産相令和元年6月発表より)
お茶ランキング順位は作付け面積、順位は面積の平成30年の調査対象県のものです。
茶摘みの時期でお茶の美味しさが変わる
お茶には摘む時期によって美味しさが変わるのは知っていますか?
摘菜時期のことを「茶期」とよび一番茶は味も香りも良く最も品質がいいとされています。また、一番茶の茶期は3月下旬〜5月下旬でお茶全生産量の約40%を占めています。
『茶期区分別摘採(茶摘み)』
一番茶:3月11日~5月31日
二番茶:6月1日~7月31日
三番茶:8月1日~9月10日
四番茶:9月11日~10月20日
冬春秋番茶:10月21日~3月9日
お茶の種類別生産量の割合
緑茶の生産量の内訳でどのようなお茶の種類が多いのかをまとめてみました。
『煎茶』・・・お茶と言えば一般的に飲まれているのは煎茶です。
・ 主な産地・・全国「生産割合:約55.5%」
『玉露』・・・お茶の最高級品として有名なのが玉露です。
・ 主な産地・・・京都府、福岡県「生産割合:約0.3%」
『かぶせ茶』・・・煎茶に玉露のような特徴を持たせのがかぶせ茶です。
・ 主な産地・・・三重県、福岡県「生産割合:約4.7%」
『てん茶(抹茶)』・・・てん茶を茶臼等で微粉末状にしたものが抹茶になります。
・ 主な産地・・・京都府、愛知県「生産割合:約3.3%」
『玉緑茶』・・・茶の葉を整える工程が省かれている為、茶葉がまるみを帯びています。
・ 主な産地・・・熊本県、佐賀県、長崎県「生産割合:約2.4%」
ま と め
お茶の生産量と種類別生産割合を調べていたら最近では「てん茶(抹茶)」の生産量が増えていました。これは様々なところで「抹茶」が使用されている事が影響しているのだろうと推測します。
例えば、コンビニスーツやドリンクなどに抹茶が使われている製品が多いと思います。みじかなところでお茶が使われ多くの人がお茶に興味を持ってもらえるとこの記事を書いている甲斐もあります。