お茶が健康維持や増進に繋がるとうたい文句の特茶は本当のところ効果が期待できるのでしょうか?また、特茶を飲むタイミングは何時が良いのか?その疑問を解消する為詳しく調べてみました。
お茶のトクホとは?
特定保健用食品(トクホ)とは
健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ、「コレステロールの吸収を抑える」などの表示が許可されている食品です。表示されている効果や安全性については国が審査を行い、食品ごとに消費者庁長官が許可しています。 (引用先)消費者庁
あなたが普段口にしている食品は3つの機能から成り立っているのをご存知でしたか?
食品が持つ3つの機能
食品には私たちが生きて行くうえでとても大切な機能を持っています。
『1次機能』・・・生命維持(栄養)
『2次機能』・・・食事を楽しむ(味覚)
『3次機能』・・・体調を調整し生体防御疾病予防や疾病回復、老化防止
この3つの機能の中で特定保険用食品(トクホ)は3次機能(体調調整)に注目し適切な生活習慣に伴う健康リスクを低減するように工夫された食品で
健康に対してどのような機能を持っているかを示す「保険の用途」を具体的に表示することを消費者庁が許可した食品です。
つまり「特定の健康維持を目的で摂取するものに対し、その摂取により健康維持の目的が期待できる旨の表示をする食品」と言うものです。
トクホの種類と効果
「特保の効果」
特保の効果を立証する為、動物や人に対する試験をはじめ、多くの科学的な試験結果を元に食品中に含まれる特定の成分が健康の維持増進に役立つことを科学的に証明しています。また医学、栄養学などいろいろな分野の学識者が評価し確認しています。こららを元に国が審査を行い、消費者庁が許可しています。
「関与成分」とは
特保には健康を維持、増進し体の調子を整える為の成分が必ず含まれており、その成分のことを「関与成分」といいます。
「特保の種類」
トクホは食品の3次機能を利用することでどのような健康維持効果が期待できるのかを具体的に表示をしています。
・ 整腸
・ コレステロール調整
・ 血圧調整
・ 高吸収性ミネラル
・ 骨の健康維持
・ 歯・歯茎の健康維持
・ 血糖値調整
・ 血中中性脂肪調整
・ 体脂肪調整
・ 内臓脂肪調整
・ 肌の水分調整
特茶に含まれる主な成分と効果
整腸作用
・ 難消化性デキストリン(食物繊維として)
コレステロール調整
・ 茶カテキン
歯・歯茎の健康維持
・ 茶ポリフェノール
・ 緑茶フッ素
血糖値調整
・ 血糖値調整難消化性デキストリン(食物繊維として)
血中中性脂肪調整
・ 整難消化性デキストリン(食物繊維として)
体脂肪調整
・ 茶カテキン
・ ケルセチン配糖体(イソクエンシトリンとして)
特茶を飲むタイミング
トクホのお茶を飲むタイミングは何時が良いのだろう?と疑問に思ったことありませんか。
その答えは・・・・。
トクホのお茶を飲むタイミングは製品に必ず記載されています。
食事の時に一緒に摂取するタイプ
吸収を抑える系は「食事とともに」飲むように記されています。
(例)
・食事とともに1本を目安にお召し上がりください。
1日の好きな時に摂取するタイプ
脂肪燃焼系は「食事とともに」の記載はなく
(例)
・1日当たり1本を目安にお飲みください。
つまり、飲むべきタイミングが違うので目的にあった商品の表示を必ず確認したほうが安心です。
ま と め
健康は大切な財産です。
生き生きと人生を送ることができる為にトクホのお茶を有効に活用しましょう。しかし、一度に大量に飲むことで逆に不健康になってしまっのでは意味がありません。食生活や生活習慣を変えないでトクホだけに頼るのは体に負担をかけてしまうことにも繋がります。
まず、主食・主菜・副菜を基本にバランスのよい食生活をすることを心がけることでトクホのお茶
を有効的に活用できると思います。
また、摂取方法や摂取目安、摂取上の注意事項は必ず確認してくださいね。