出西窯は島根県出雲市で焼かれる陶器で近くには縁結びの神、幸せを呼ぶ神として有名な出雲大社がある自然豊かな地域です。せっかくなので出西窯を観光した後クルマで約15分走るとパワースポット出雲大社に参拝するのが名案だと思います。出西窯と出雲大社情報をお届けしています。
出西窯の特徴は『出西ブルー色』
出西窯と言えば出西ブルー色の焼き物がひときわ目立ちます。私のお気に入りのコーヒーカップのその色はコーヒーを入れてしまうのがもったいないほど魅力に溢れています。
島根県出雲市斐川町出西にある出西窯は「無銘の実用陶器」を理念に持ち、見た目以上に道具として使いやすさを追求しています。
例えば「出西ブルー」コーヒーカップ
たかがコーヒーカップですが、見た目も美しくモダンな造形美を醸し出して
います。その訳は指導者の感性がそうさせているのです。
現在まで
柳宗悦、バーナード・リーチ、河井寛次郎から指導を受け、受け継がれてきた伝統がモダンで独特な焼き物を作り上げてきたのです。
出西窯の大きな特徴と言うべき鮮やかな瑠璃色は「出西ブルー」と呼ばれファンも多く人気色です。
ちなみに『出西ブルー』の出西窯は、陶器の部類に入ります。
『陶器とは吸水性が高く、厚手の焼き物が多く、指などで弾くと鈍い音がします。』その為陶器製品は釉薬をかけた物が多いのです。
また、購入した時このまま使用すると「水漏れ」を起こす事があるので、
ある儀式を行う事が必須です。
『ある儀式とは?』
陶器は吸水性が高いので、そのまま使用すると水漏れが発生します。
ボタボタと漏れる訳ではありませんが、水物を入れると汁が滲んでくることがあります。この滲みを止める事を「目止め」と言いやり方はとても簡単です。
その1:一晩(半日)ほど水に浸ける
購入した焼き物がすっぽり入る桶に水をたっぷり入れそこの焼き物を一晩入れておくだけ。
その2:米のとぎ汁で煮る
Step1:お米のとぎ汁を鍋に入れてよくかき混ぜます。
Step2:購入した焼き物を汁の入った鍋に入れる
Step3:弱火で10~20分ほど煮沸します。
Step4:温めたあと取り出しゆっくり冷ます。
Step5:冷めきったらぬめりを水洗いし落とします。
Step6:乾燥させます。
ただし、商品によっては目止めがいらない事もあるので、取扱説明書を良く読んで確認してください。
出雲大社(いづもおおやしろ)に観光に行ってみる
出西窯でお気に入りのマグカップを購入したら、その足で縁結びで有名な「出雲大社」へ観光をしてみるのも良いかもしれません。
出西窯よりクルマで約15分程で「出雲大社」に到着!
そして私はずーっと『出雲大社』を“いずもたいしゃ”とばかり思っていましたが、正式な読み方は「出雲大社(いづもおおやしろ)」と呼ぶのでした。出西窯より出雲大社までのルートはこちらを参考に!
出西窯おすすめ製品
特に若い世代にも馴染み易い作品が多く、和洋どちらの食事にも似合う器が数多と見られます。やはり出西窯と言えば“出西ブルー”ではないでしょうか。出西窯の焼き物の中でも湯呑み、コーヒーカップはオススメです。
出西窯の定番のコーヒーカップ&ソーサーで色は呉須(ブルー)
このカップ・ソーサーはバーナード・リーチ先生の指導による形で、
出西窯では「リーチ型」と呼んでいます。カップの容量は約180cc。
これらはオンラインショップでも購入可能です。
まとめ
歴史は浅くとも魅力の多い出西窯は、見て楽しむばかりではなく用の美を堪能してこそ十分にその良さを実感出来るのではないかと考えられますので、お手に取る機会が御座いましたらぜひ一度ご堪能ください。そして足を伸ばして出雲大社に観光するのも良いかと思います。