ほうじ茶が最近人気を集めています。口当たりが良く独特の香ばしさが人気の秘密なのでしょう。ほうじ茶のカフェインが気になる人のためにコーヒーや他の緑茶と比較してみました。

ほうじ茶の特徴とは

番茶ほうじ茶は、緑茶の仲間で煎茶や茎茶、番茶を褐色になるまで強火で焙煎し水分を飛ばしたお茶です。
上級茶の部類ではありませんが、高級茶葉を使ったほうじ茶もあるので飲み比べても良いかと思いますよ。

茶葉の色や水色が番茶と似ていますが、ほうじ茶の方が「茶色」が濃いです。また、焙煎していることでお湯を注いだ時の香ばしい香りは絶品です。

『番茶の水色との比較』

番茶の特徴番茶の水色は『深い緑色』でほうじ茶の水色と比べても水色の違いがわかると思います。

番茶の詳しい記事はこちら

ほうじ茶の味の特徴

ほうじ茶は煎茶や番茶、茎茶を高温で焙煎するのでカフェインが少なく、渋味成分のタンニンが消えるので苦みや渋みはあまり感じません。
なので口当たりはあっさりしていますし、胃への刺激も少なく食事とのマッチングも最高です。

ほうじ茶のカフェイン量は?

ほうじ茶は口当たりも良くあっさりしているのでつい飲み過ぎてしまいますよね。しかしカフェインの採り過ぎは身体に良くないと言われていますが、コーヒーに比べると約3分の1です。
なので安心して飲んで頂ければと思います。(度を超えた飲み過ぎはNGですよ)

『参考』
1杯=100mlあたりのカフェイン量比較
・ コーヒー・・・・・・・・・60 mg
・ インスタントコーヒー・・・57 mg
・ ほうじ茶・・・・・・・・・20 mg
・ 煎茶・・・・・・・・・・・20 mg
・ 紅茶・・・・・・・・・・・30 mg
・ ウーロン茶・・・・・・・・20 mg

ほうじ茶カフェイン量比較
(参考出典先:内閣府.食品安全委員会)

ほうじ茶だけではありませんが同じ茶葉で3回淹れた時、1煎目の緑茶はさわやかな苦味があるのに対し、3煎目になると強く苦味を感じます。これは回数を重ねるごと緑茶に含まれる成分が急激に少なくなります。

しかし、カフェインは他の成分と比べて多く残ります。だから3煎目に淹れた緑茶は苦く感じるのです。

ほうじ茶成分含有量

ほうじ茶成分含有量

・ タンニン・・・11.73%
・ カフェイン・・1.55%
・ アミノ酸類・・1.06%

ほうじ茶を美味しく淹れる4つのポイント

ほうじ茶を美味しく淹れる4つのポイント

ほうじ茶いれる

・ 葉量:6〜8g
・ 湯の温度:90〜100℃
・ 湯の量:300〜400ml
・ 摘出時間:15〜30秒


水分を飛ばし焙煎した分、煎茶などに比べ質量が軽くなるので、使用する量は煎茶のおおよそ2倍ほどが必要になります。

ほうじ茶の保存方法

茶筒ほうじ茶を飲む時多くの量の茶葉を使います。だから大袋で売っている所や100g×3袋セットなどのようにセット販売もあります。

ほうじ茶は熱湯で淹れた時の香ばしさがキモなので必要分を小分けにし密閉容器で保管します。他のお茶同様、高温、多湿、直射日光を避け密閉容器で保管します。開封後は早めに飲み切るようにしましょう。

『自宅で手軽にほうじ茶ができる!』
自宅で飲んでいる煎茶や番茶、茎茶などを煎ると「自家製ほうじ茶」が出来上がりますよ。それに焙煎の具合もお好みにできるので一度挑戦してみるのも良いかもしれませんよ。

「常滑焼ほうじ器」

常滑焼ほうじ器


ま と め

最近ほうじ茶は香りが良くカフェインがコーヒーに比べ少なく飲みやすさから人気がある緑茶です。
ペッドボトルメーカーからも多くのほうじ茶商品も出ていますが、急須で入れたほうじ茶を一度味わって欲しいです。
急須で入れたほうじ茶を飲んでみると分かりますが、お湯を入れたその瞬間から「香ばしい香り」が気持ちを落ち着かせれくれます。
初めての急須選びを参考に(こちらから)、気楽にお茶しましょう!