お茶の中でも番茶は「晩茶」とも呼ばれ茶摘みが遅い時期に収穫されたお茶を指します。
また、お茶は遅く摘むほど品質が落ちるため、一般的に二番茶・三番茶、硬くなった葉から作られる番茶は下級茶になります。
番茶の基本的な特徴
番茶の色の特徴は煎茶の鮮やかなグリーンと比べ「淡い黄緑色」をしています。
番茶は『晩茶』とも書く事がありこれは遅い時期(二番茶・三番茶)に摘んだ茶葉を使用している下級茶の事を言いまた、成長してやや硬くなった茶葉を同時に使用してあることも。
番茶の味の特徴
番茶はさっぱりとして苦味も少な目ですが、タンニンが多い事からやや渋みが強い味わいです。煎茶に比べアミノ酸類・カテキン類、カフェインなどの量は少なく、香りが控えめなので飲みやすいのが番茶の特徴です。なので、脂っこい食事にとても合います。
また、透明度が高いのでペットボトル飲料の原料としても使用されています。
番茶の味を決める成分
タンニン・・・11.73%
カフェイン・・1.55%
アミノ酸類・・1.06%
番茶を美味しく淹れる4つのポイント
その1:茶葉の量・・6〜8g
その2:お湯の適温・・85〜100℃
その3:お湯の量・・300〜400ml
その4:摘出時間・・15〜30秒
(3人分として)
番茶の保管方法
番茶の保存方法
番茶の保管は高温・多湿、直射日光を避け飲む量以外は密閉容器に保管することです。
しかし、番茶はたっぷりと呑まれるように大袋で売られていることが多いので、開封後はできるだけ番茶専用の大ぶりの茶筒を使用し小分けで保管するようにしてください。
番茶は焙じ茶とどう違う?
番茶とほうじ茶同じだと思っていましたか?
実は茶の事を誰よりも知っていると自負していた私自身、番茶とほうじ茶は同じお茶だと思っていました。
焙じ茶は番茶の茶葉などを高温で焙煎したもので、カテキン類が多くなる為、番茶の淡い水色が褐色に変わります。また、北海道や東北地方、京都などでは番茶=ほうじ番茶 と呼ばれていたりします。でもあの香ばしさは食後の口直しにはいいのです。
ま と め
番茶はほうじ茶だと思っていたのですが、番茶の色は「淡い黄緑色」だと知って全く違う種類のお茶だった!この衝撃は一言では言い表されません・・・。実際にお店に行くと「番茶」「ほうじ茶」としっかり商品名が書かれていました。もっとお茶の事勉強しなくてはいけないと肝に銘じました。
“お茶の種類で番茶とは?ほうじ茶と何が違うのか” への1件のフィードバック